この回は【初心者講座④】初めてのレンズ購入のためのレンズスペックの見方!パート1の続きです。
マウントってなに?
マウントとはカメラとレンズのを結合する所の様式の事です。
簡単に言うと、ソニーにはEマウントという様式を採用しているカメラが多くあるのですが、Eマウントのカメラに付けられるのはEマウントをレンズだけということです。
マウントアダプターなどの器具を用意する手もあるのですが、お金もかかりますしちょっと特例ですね。
下に2020年8月現在のマウントをまとめておきます。
- SONY: E、Aマウント
- CANON: EF、EF-M、RFマウント
- NIKON: F、Zマウント
- FUJIFILM: X、Gマウント
- PENTAX: K、645マウント
- LUMIX: L、マイクロフォーサーズマウント
- オリンパス: マイクロフォーサーズマウント
マウントはカメラとレンズを組み合わせる様式。まずは自分のカメラのマウントを把握しよう。
MF/AFについて
次はマニュアルフォーカス(MF)とオートフォーカス(AF)ですね。
写真を撮るときにはピントを合わせる必要がありますよね。
マニュアルフォーカスであればピントは自分でレンズについているピントレンズを回すことで調整します。
これに対しオートフォーカス対応のレンズは、マウントの所に電子接点があってそこを通してピント調整をカメラ側で勝手にやってくれるんですね。
スマホで写真を撮るときにピントって勝手に合いますよね?
あの感覚です。
全てのレンズはマニュアルフォーカスでピント調整出来ますが、オートフォーカスには対応していないものもあります。
初心者の方には絶対にオートフォーカスの方がオススメですので、購入の際にはチェックしてくださいね。
オートフォーカス対応のレンズがおすすめ
センサーサイズ
カメラレンズのスペックを見ているとフルサイズ用とかAPS-C用とかの項目が出てきますよね。
センサーサイズというのはもともとカメラ側のセンサーのサイズを表しているんですね。
【初心者講座②】写真映えには必須!?明るさ調節のための3大要素!マニュアル(M)モードへの入り口!でお話ししたISO感度で出てくるセンサーですね。

センサーの大きさでカメラ自体が分類分けされるんですけど、一眼レフやミラーレス一眼カメラであれば、フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズを覚えておけば良いかと思います。

自分のカメラのセンサーの大きさを確認して、センサーに合ったカメラレンズの中から選びましょう。
ちなみに同じマウントのレンズであれば、センサーサイズが大きいサイズ用のレンズは小さいセンサーサイズのカメラにも使用できます。
例えばフルサイズEマウント用のレンズをAPS-CサイズのEマウント採用のカメラに使うことができます。
自分のカメラのセンサーサイズを確認して、サイズに合ったレンズを選ぼう
フルサイズ(35mm)換算
さあここで少しだけややこしい話をしますね。
カメラレンズを買うときに、焦点距離を選ぼうねという話をしました。
参考の写真を見て広角が良いのか望遠が良いのかと考えながら選ぶと思います。
焦点距離を見るときに一つだけ注意しないといけない事があって、例えばAPS-Cの16mmとフルサイズの16mmは映る範囲が異なります。
もともとの焦点距離に意味合いであるレンズの中心からセンサーまでの距離が同じでも、センサーの大きさが異なることで入り込んでくれる範囲が変わってしまうようなんです。

APS-Cのレンズであればその焦点距離を1.5を倍したものがフルサイズの焦点距離で考えたときと同じになります。(注:CANONの場合だけ1.6倍)
焦点距離16mmと書かれているAPS-Cのレンズであれば、フルサイズ換算24mmですので焦点距離24mmのフルサイズのレンズと同じ範囲が映るということですね。
マイクロフォーサーズのレンズであれば2倍です。
マイクロフォーサーズの焦点距離16mmのレンズとフルサイズの焦点距離32mmのレンズが同じ画角で写せるということになります。
少しだけややこしいですが、レンズ選びにとても大事な要素です。
参考写真やネットで見られる写真の焦点距離はフルサイズ換算で書かれているものが多いですので、自分のカメラのセンサーサイズであれば、どれを買えばよいのかぜひ参考にしてみてください。
センサーサイズが異なると焦点距離が同じでも画角が異なる。
APS−Cでは1.5倍(注:CANONは1.6倍)、マイクロフォーサーズは2倍にする必要がある。
まとめ
今回はカメラ側のスペックからレンズを選ぶ基準を紹介していきました。
初心者にとってレンズを買うことが最初少しハードルの高いことかもしれませんが、ちゃんと調べて買ったレンズの効果は抜群です。
もっともっと写真を好きになること間違いないと思いますので、是非今回の記事を参考にレンズについて考えてみてくださいね。


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