今回の内容

焦点距離が難しくてよくわからない。
今回のキーワードは
焦点距離
について。
レンス選びや作例を見るときに分かりやすくなるよう解説します。
焦点距離の基本
焦点距離とは具体的には
『レンズの中心からセンサーまでの距離(mm)』
となります。
その距離が、写真には
画角(写真の写る広さ)
に表れます。
つまり、下の図みたいに焦点距離が短ければ短いだけ広角として広く写真に写せますし、焦点距離が長ければ長いだけ、望遠として遠くにあるものを写すことができます。

焦点距離を変えることで画角を調整するので、スマホでピンチアウトして拡大するときのように画質を劣化させることがありません。

最近のスマホに3つぐらいのカメラがついているのは、焦点距離が違うレンズを3つ使っているからなんだね
焦点距離と画角のイメージ
実際に焦点距離の何mmがどれくらいの画角なのかを感じられるように、iPhoneの焦点距離を紹介します。


なんとなくイメージ湧いたね
それぞれの焦点距離の特徴
広角
大まかな基準で言うと、焦点距離35mm以下を広角域と言います。
広角レンズのメリットは、
とにかく広く写せること
です。
そのおかげで
- 観光地で建物前での記念撮影
- 自分方向に向けての自撮り
- 室内の狭い場所での撮影
も便利に行なえます。



パースも表現できて、動きのある写真も撮れるね
背景のボケが少なくなるとも言われてますが、F値さえしっかり下がれば十分な背景ボケも楽しめます。
僕がよく使うのはこのレンズ。
標準
大まかな基準で言うと、焦点距離35mmから100mm付近を標準域と言います。
標準レンズのメリットは
オールマイティに使える
ところです。
大体50mm前後が人の目で見た視野角と同じになるようで、
- ポートレート
- スナップ
- 風景
と幅広く対応できます。



背景ボケもばっちり
標準ズームレンズなど特に最初のレンズ購入におすすめです。
僕がよく使うのはこちら
望遠
大まかな基準で言うと、焦点距離100mm以上を望遠域と言います。
望遠レンズのメリットは
とにかく遠くのものを大きく写せること
です。
また、広角レンズと比べて
- 圧縮効果で特徴的な表現ができる
- 背景のボケが大きい
ところも良い魅力です。
圧縮効果とは
手前にあるものと遠くにあるものの距離感を縮める効果
のことを言います。
僕の写真がないのでこちらをちょっと参考にしてみてください。


背景のボケ的にも圧縮効果を狙うにしても、これで人を撮るととても良さそう
人物ポートレートでも背景ボケを綺麗に狙えるために、望遠レンズはとても使われています。
ちなみに僕が今欲しいレンズはこれ。
まとめ
いかがでしたか。
レンズを見るときに焦点距離はとても大切なキーワードです。
自分の試したい焦点距離についてイメージが湧いたら幸いです。
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